先月頭の話ですが、個人的に驚きを隠せなかったニュースが飛び込んできました。
CHANELが2016-17のクルーズ・コレクションのショーを
キューバの首都ハバナで開催したと。
デザインがキューバから着想を得たとの事でしたが
実際にショーをキューバでやるとは、さすがはCHANEL!!
大好きな国、キューバでその陽気さ溢れるショーをネットで見ていると、嬉しさ半面
複雑な気持ちも私の中では交差しました。
それは後にお伝えするとして、
先に商品のご紹介を。
そんな驚きを与えてくれたCHANELの
驚くほど美しいブラウス。
シルク・シフォンの透け感のあるブラウス。
繊細な生地に、細部までこだわりの見られるデザイン。
前身頃と後ろ身頃にはプリーツを施し、
またストールのようにアレンジができる、ボウタイ仕様になっています。
袖はボリュームのあるバルーンスリーブ。
赤地にベージュのドットのようなテキスタイルも、一瞬で目を惹かれます。
実はこちら、同じテキスタイルでキャミソールもあるのです。
透け感のある生地のキャミソール。
今年トレンドのランジェリースタイルにもピッタリな一着。
デニム等、敢えてメンズライクなカジュアルスタイルに合わせると
より女性らしさも引き立つのでは。
透け感のある生地で、さり気ない色気を生み出し、
なのに上品さも備わっているとは
さすがCHANELの逸品。
着心地も含め、一度身に着けると
うっとりと夢見心地にさせてくれるそんな御品です。
是非、お試しください。
と、そんな女性を魅了して止まないシャネル。
冒頭にもお伝えしましたが、そのハバナで行われたクルーズ・コレクションのショーも
きっとその場にいた人々も魅了したはず。
そして何よりもその様子を見ていたハバナ市民達が圧倒されたのではないでしょうか。
なぜキューバでシャネルがショーを行った事に驚いたかというと
シャネルのシャの字も感じられない、もちろんブティックすらもない、あの閉鎖的な国が
ビッグメゾンであるシャネルを受け入れたという事。
映画を撮る事すら難しい国です。
昨年のアメリカとの国交正常化交渉は、キューバという国を少しずつ変えていっているようですね。
そんな社会情勢を、“ファッション”という面から感じ取る事ができたのが、
私にとっては驚きだったのです。
私は過去二度、キューバを訪れたことがあります。
もちろん、国交正常化交渉前のもう10年以上も前の事。
とてつもないインパクトを与えてくれたこの国に、必ずもう一度行かなければいけない
そう思わせてくれた国です。
ご存じの通り、社会主義国家でもあるキューバ。
今まで訪れた国とは全く違う、ある意味異様な文化が漂う国。
でもその空気が私には心地が良かった。
もちろん発展途上国。貧乏です。
テレビの放送は限られているのに、なぜか日本のドラマ、「おしん」は流れていたようで
街を通る度、日本人だと分かると「おしん」と声をかけられました。
あの苦労話が物資不足のキューバ人の心をキャッチしたのでしょう。
(キューバ政府の策略だとは思いますが)
シャワーは天気が良ければお湯が出、トイレはバケツの水を汲んで流す、
アイスクリームを食べるが為に、土まみれになって30分自転車を漕いで隣町に行き、
やっと着いたかと思えばとんでもない色のアイスクリームを出され、、、
物が溢れた便利な国で暮らしていると、精神力と体力がいるこの原始的な生活に
カルチャーショックを受けましたが、
本当の意味で「生きる」という感覚を、この国は与えてくれました。
貧乏とはいえ、教育と医療の水準は世界レベルで高く
無料で国民皆受けられます。
学校見学に行ったときは、子供たちへの厳しいしつけと教育に驚かされました。
そんな厳しい教育を受けながらも、常に陽気な生徒たち。
もちろん彼らにとって私は初めて見る日本人ですから、興味を持ち懐いてくれる事に
当時、日本人は差別される人種だと経験で感じていた私には
感動ですらありました。
空港に着いた途端、葉巻の匂いにまみれ、
雨宿りをすれば「今夜サルサパーティーに行かないか」
と古い手法でナンパされ、
ブラックだと出されたコーヒーがとんでもなく甘く
しかもそれにさらに砂糖を入れるキューバ人に驚愕し、
グラミー賞アーティストが気軽に家に呼んでくれ演奏してくれたりと
まだまだ驚きの経験をさせてくれた
愛すべきこの国が、少しずつ変わっていきそう。。。
そういう理由から、昨年の国交正常化のニュースは正直心からは喜べませんでした。
アメリカでキューバに行くなんて口が裂けても言えなかったり、
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キューバで買ったものはタオルでくるんで隠したり(友人は勝手に没収されていました)
そういう事がなくなり国と国が仲直りする事はとても良い事だと思います。
自由にキューバ人も海外に行け、亡命した人達も家族に会え
プラスになる部分もたくさんあります。
でも少しずづあの街並みや治安の良さは変化していくだろうな。。と
若干残念な気すらするのです。
何十年後かに、某国のように働き盛りの若者が高級車を乗りまくり
その傍らでホームレスの老人たちが「昔は良かった」と言っている
そんな状況にだけはならない事を切に願います。
でも、今回のシャネルのショーを少しでも見る事ができた子供たちが
将来デザイナーになりたいという夢を持ち
海外で自由にファッションの勉強が出来る日が来てくれるのであれば
それはそれで本当に素晴らしい事だと思います。
シャネルは夢を与えてくれますから。
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