エルメスにとって、レザーは最初の素材。
長い歴史の中、ずっとレザーと向き合ってきた
老舗メゾンにとっては
大切な存在であり
それ故に、妥協せず革新し続けている素材の一つです。
エルメスの革製品というと
バッグをイメージされる方がほとんどでしょうが
今回ご紹介は
洗練された美しいベルト
バッグよりもシンプル。
故に、手が抜けないアイテムの一つでもありましょう。
1978年製造のこちらのベルト
華奢なシルエットは
腰周りを繊細にかつエレガントに演出してくれます。
職人の細やかな技が光る
そんな御品。
前述にレザーという素材が
メゾンにとって大切な存在としましたが、
もちろん、その素材を扱う
職人もメゾンにとっては最重要です。
職人がエルメスの生命線
そう言っても過言ではなく
継続してく為には職人とその技術の維持が
必要不可欠なのです。
エルメスが長くそのクオリティーを維持し、続けているという事は
職人に対して手厚く、そして保護している
ということが想像できます。
職人を保護する
保護とは弱者を守るいう意味合いもある為
失礼な表現だったかもしれません。
ですが、こと日本で考えたとき
職人は弱者だと最近思えて仕方がないのです。
(もちろん全分野ではございません)
「職人は儲からないし、早死にするからやめたほうがいい」
と職人の方から言われる事が多く、
であれば、この日本という国から
技術、特に伝統技術がなくなっていくのは、容易に想像がついてしまいます。
江戸小紋を例にあげます。
繊細すぎる柄故、色無地としても着られる江戸小紋。
その繊細すぎる柄の型紙を掘るのも
とてつもない技術。
その職人も年々減り、
時代は機械化でシルクスクリーンの江戸小紋も登場しています。
一見はわかりませんが、良くみたら全然違う。
当たり前です。
しかし、この機械でできたものが主流になれば
「本物」を見抜ける日本人は
どんどんいなくなるでしょう。
職人が生命線
この言葉がずしりと響いてきます。
日本人の「目」を潰すのも日本人。
伝えたいことはあるのですが、
まだまだ若輩故に
角が立つので止めておきます。
ただ、
賢く生きたい。常々そう思います。
話は若干それましたが、
「本物」を提供してくれるエルメス。
それを身に着けるという事は。。。
皆様にはご理解いただけるはず。
Knit:Hermes
Belt:Hermes
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LAILA VINTAGE 宮本