80年代
男女平等という社会へ向けた動きが現実化してきた時代
社会に進出した女性達は
パワフルな服装で男性社会に立ち向かっていった。
当時のデザイナーたちは、そんなパワフルな女性像を具現化し
女性達に自信を与えてくれるファッションを提供してくれた。
Claude Montanaもその一人。
レザー、カシミヤ、シルクなど
贅沢な素材を多く使用し、その組み合わせで
パワフルさとエレガンスを表現してきた、モンタナ。
こちらも、襟つきのリブニットに
なんと、レザーのスリーブを組み合わせた一着。
モンタナのクリエーションを見る度に
毎回驚かされ、毎回感心させられる。
人によっては「?!」
となる人も多いのかもしれないが
私は受け入れられる。
というよりも、単純に好きだ。
というのも、当時の女性達が
男性社会に立ち向かう為に、パワフルな服で武装していた。
その手伝いをしていたモンタナに
きっと共感できるのかもしれない。
正直、これは戦闘服だ。
見た目もそうだが、強そうにみえ、且つ自分も守ってくれそうな
世に戦いを挑む服。
と言えば、引く男性も多いだろうし
受け入れられない女性もいるだろうが
私は堂々と着たいと思える。
だからといって、何かに常に戦闘態勢だからとか
社会で働く女性で、男尊女卑を訴えるフェミニストだからとか
そういうのではなく、
(別にそれでもいいのだけれど)
単純に、これはとてもエレガントで、
ある意味
女性らしいフェミニンな服にも私には見えるからだ。
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LAILA VINTAGE 宮本