「ファッションのルールに果敢に挑戦するもの」
そう評されていた
Gianni Versace
80年代後半のイタリアのファッション界を
牽引する一人として活躍していました。
こちらのコートも
ルールに挑戦した末に生まれたものなのでしょうか。
とてもエスプリの効いたシルエット。
腕を広げると
十字をきったような菱形(Rhombus)
例えるならば“クリオネ”のようなシルエットなのです。
翼足を広げて遊泳する
神秘的で可憐な流氷の天使、クリオネ。
しかし、餌を食らう時はいきなり悪魔のような姿に豹変。
昔この映像を見たときは
ショックで寝つけませんでした。
こちらのコートも着用すると天使から悪魔へ。。
なんてことにはなりませんので
ご安心を。
でも、良い意味でエッジの効いたスタイルに変化し、
着用すると、そのカッコ良さに心躍ります。
可愛い天使よりはカッコイイ悪魔の方が
この歳になると魅力的
そのように思います。
先日、とある人に
「いつまでも魔女でいてください。」
と言われたのですが、
(俗にいう美魔女ではなく、美がない方なんですけど。。)
褒め言葉という事なので、魔女を目指そうと思います。
きっと、このコートも
その手助けをしてくれるはず。
だって、魔女がこのコートを着ていたら。。
と、イメージするだけでもカッコイイのですから。
天使には出せませんよ。この“味”は。
ちなみに悪魔の流れでもうひとつ、
この素晴らしいコートをデザインしたジャンニは
悪魔の手によって殺害されました。
連続殺人犯という悪魔に。
映画にもなるほど劇的な事件。
悲劇ではあるのですが、
舞台衣装も手掛け、華やかな場で活躍していた
ある意味彼らしいドラマチックな最期だったのでは
とも思ってしまいます。(不謹慎ですが)
「事実は小説よりも奇なり」
とも言われますが、
映画も含め実在の事件をモデルにした作品は
実話だけあり、ずしりと脳裏に残りますね。
挙げたらきりがないですが。
昔、知人が出演している映画を勧められて観たのですが、
知人が演じる、誰もが知る実在した誘拐殺人犯が
地獄に落ちて罰を受ける
という超B級のマニアックな映画でした。
(ちなみにお勧めしません)
鬼たちに身体を切り刻まれて苦しむ知人。
他にも実在した悪い奴らが次々と罰を受けるのです。
そこには監督の怒り爆発が描かれており、
残酷な映画ではあるものの、最後はどこか
すっきりしている自分がいる。
(ごめんね。知人)
それは自分の中に正義という概念があるからなのでしょう。
魔女は魔女でも
善行を積む魔女になろうと思います。
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