美しい晴れ着が目を惹くこの良き日。
新成人の皆様おめでとうございます。
自分の成人式の日。。
あまりにも遠い日のようで
思い出せるような思い出せないような。。。
ただ、はっきりと覚えているのは
17歳の時に自分で振袖を選んだ事。
自宅の畳の部屋に並べられた
たくさんの美しい反物に心奪われ、
高揚しながら選びました。
服を選ぶ感覚で選んだ、赤い一枚。
ただし、最後に呉服屋の叔父が母に伝えた金額を
耳にしたとき
とんでもない金額だった為
号泣。
「そんなに高いならいらないから、代わりにパソコンを買ってくれ」
そんなことを言いながら
体育座りをして2時間程ごねました。
まさに親の心子知らず。。
最終、母から言われた言葉が
「子供には本物の質の良い着物を着て欲しいから理解してほしい」
泣く泣く了承し、
人生で2回しか袖を通さず実家の箪笥で眠っておりますが、
今となっては両親に感謝しております。
時々思い出す、あの時の母の言葉。
本物の質の良いものを纏う
経験として身に着けてほしいという気持ちもあったようですが、
たまに思い出しては反省しています。
母の言葉を意識して歳を重ねていきたい
と、毎年この時期に自分を奮い立たせているのです。
本物で質の良いもの
そう聞くと
やはりVintageが頼りに。
かのロシア帝国時に
軍にレインウェア用の防水布を提供していたという
ロシアをルーツにもつ
Ramosport
司馬遼太郎の坂の上の雲の時代を
彷彿とさせ
違う方面からテンションが上がってしまうという
そんなルーツなのですが、
その後フランスにて
高級レインウェアとして発展していった
まさにコートに特化したブランドなのです。
多彩なデザイナー陣を迎え
生み出された数々の名品。
確実なルーツを持ち
才能あふれるデザイナーの手にかかった
コート類は
こんなにも個性豊かなのに
なぜだか安心できるのです。
祖先や故郷
ルーツって大事なんだな。
改めてそう思うのでした。
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